本態性高血圧症の原因

高血圧症には、特有の自覚症状は無いので、虚血性心疾患や脳卒中、腎不全などの重篤な疾患を発症して気付く事が多く、その為高血圧症はサイレントキラーとも呼ばれています。
高血圧症には、本態性高血圧と二次性高血圧の2種類あります。
本態性高血圧症は、遺伝や日々の食生活、喫煙、飲酒、ストレスなどが起因となって発症すると考えられていますが、詳しい発症原因が明確になっていないのが現状です。
本態性高血圧は、塩ラーメンやファーストフード、インスタント食品などの食生活による塩分の過剰摂取が原因で発症します。
厚生労働省は、成人男性の1日の塩分摂取量を8グラム、成人女性の1日の塩分摂取量を7グラムと制限していますが、世界保健機関では成人男性の1日の塩分摂取量を5グラムに制限しています。
仕事や家事などの日常生活の疲労やストレスが、本態性高血圧症の大きな原因となっています。
特にストレスは、自律神経のバランスが崩れる為に、神経伝達物質として機能するドーパミンやノルアドレナリン、アドレナリンなどのカテコールアミンの分泌が促進され血圧が上昇します。
加えて、仕事やストレス解消の為に飲むアルコールは、一次的に血圧降下作用があるので、長期にわたる飲酒が本態性高血圧症発症の原因となります。
運動不足は、脂肪が増える為に血液を全身に送る心臓に過度の負担をかけ、血管の内壁にコレステロールなどがこびり付き動脈硬化を引き起こします。高血圧症患者には、肥満の患者が多い特徴があります。
動脈硬化は、血管の柔軟性を低下させ血管拡張を阻害したり、血管内部にプラークなどを形成して血液の流量を減少させるなど高血圧症を助長させます。
動脈硬化と高血圧は、疾患が他方の疾患の病状を進行させる悪循環の関係にあります。



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